XF35MMF2 R WRはとにかくポートレートにおすすめのレンズだ。
この記事で理由を5つに分けて説明しようと思う、圧倒的な描写力、美しいボケ、使いやすい画角、富士フィルムの色、携行性の高さ、そして価格だ。
描写力
描写力に関しては実際の写真を見るに尽きるが、例えば富士フィルムのホームページで公開されている写真を見てみよう。著作権の関係で画面キャプチャとなっているが、詳細を見たければ画像クリック、もしくは下のリンクから本家のサイトをチェックしてほしい。
モデルの女性のシワの一つ一つがしっかりと描写され、・・・・さすがである。
写真:Xphotographers © Zoran Marinovic (Croatia)
ボケ
F2.0でボケ味が柔らかく美しいのもこのレンズの特徴だ。いわゆるズームレンズの大三元と呼ばれるレンズたちはF2.8が一般的、単焦点ではF1.2やF1.4などF2.0以下のレンズも数多くそろえるフジノンレンズの中では、決して目立った数字ではないがそれでもこの明るさは武器だ。
もちろんF値を変更することもできるのでボケを少なくすればF値を調整すればいい。
ちなみに同じ画角のXF35MMF1.4 Rで迷っている方は「XF35MMF2 R WRとXF35MMF1.4 R、どちらを買うべきか」も一読あれ。
写真:Xphotographers © Zoan Marinovic (Croatia)
画角
35㎜換算で53㎜という画角に相当する。50㎜と35㎜はポートレートを撮影するなら必ず押さえておきたい画角だ。
写真:Xphotographers © Zoan Marinovic (Croatia)
もし23㎜と迷っているなら、両方揃えることを強くおすすめする。が、もし予算的にどちらかを選ばなければならないとするなら、ポートレートメインなら35㎜、スナップや風景もという場合は23㎜がおすすめだ。
詳しくは「XF35MMF2 R WRとXF23mmF2 R WRどちらがおすすめ?」の記事で。
防塵・防滴・耐低温仕様
過酷な環境で耐えうる防塵・防滴・耐低温仕様はf1.4レンズとの差別化を図る大きなファクターだ。例えば屋外で煙や砂埃、雨や霧といった環境下で臆せず撮影に集中することができる。また、レンズをつけっぱなしでサッとカバンに入れて持ち歩いても安心だ。
写真:Xphotographers © Zoran Marinovic (Croatia)
富士フィルムの色
富士フィルムの色に関しては言うまでもないかもしれないが、ポートレートで重要な「肌の色」を美しく表現できるというのが富士フィルムのレンズの素晴らしさではないだろうか。
携行性
170gという携行性は「迷わずにカバンに入れられる」サイズだ。この重さのレンズが重いという人は・・・・・写真は見るだけにした方がいい。
XF35MMF2 R WRの価格
価格は執筆時点(2019年1月1日時点)の価格.com調べで36,000円前後。最安はマップカメラ独自店の35,730円。
ポイントを加味しての最安値は、マップカメラ 楽天市場店 の35,196円。
楽天ユーザーならここから購入するのが最安だろう。ただし楽天はポイントの最大値を明記しているのでポイント適用条件をよく確認する必要がある。
Amazon(2019年1月1日時点)で35,710円。こちらも誤差はほとんどないので、Amazonユーザーならポチっとして後悔はないだろう。