ショップサーブはSEOに強いという話を何度かしているが
あるキーワードで上位表示されているカテゴリーページを
順位を下げずに別のサイトに引っ越したいという案件があった。
※注意:トップページでも自作ページでも商品ページでもなくカテゴリーページである。
さて、リダイレクトさせる場合、いくつか方法があるが
サーバー側に制限がない場合.htaccessファイルを使用する方法が一般的だ。
ショップサーブのサーバーではリダイレクトの際に.htaccessが使用可能か
オンラインサポートを調べてみた。
すると下のような回答を見つけた。
「.htaccess」ファイルの設置は可能ですが、管理画面を操作することにより、上書きされてしまう場合がございます。
これは、まさか、「お店を更新」をする度に上書きされてしまうという事なのか・・・
恐る恐る電話で問い合わせてみると
そうではなくて、 .htaccessは次の3つのタイミングのみ上書きされるとの事。
- シークレットサービス機能を使用したとき
- 「URLの設定」を変更したとき
- 「開店・閉店の切り替え」を行ったとき
つまり上の3つの機能を使用する時だけ気をつけておいて、.htaccessを再アップロードすれば良いのだ。
※ちなみに1のシークレットサービスとはパスワード付のシークレットページを作成する機能の事。
ショップサーブでリダイレクトを設定する
URLの移行に関する設定方法は下のページが分かり易く解説しているので参考にすると良い。
http://allabout.co.jp/gm/gc/23770/
上記のサイトではリダイレクトを行う3種類の方法
- 「.htaccessを使う方法」
- 「HTMLのmeta要素を使う方法」
- 「JavaScriptを使う方法」
が紹介されている。
今回のケースではカテゴリーページAから別サイトのカテゴリーページBに移行させる
というケースだったので
2のHTMLのmeta要素を使って ページAで「引っ越します」のメッセージを表示し、5秒後にページBへリダイレクトさせる
という方法がユーザー目線からは自然な方法だが・・・
この方法はGoogleが推奨している方法とは異なるのだ。
検索エンジンの結果で表示されるページの URL を変更する必要がある場合は、サーバー サイドの 301 リダイレクトを使用することをおすすめします。これは、ユーザーや検索エンジンが正しいページにたどり着くことを保証する最善の方法です。ステータス コード 301 は、ページが別の場所に完全に移転したことを意味します。
metaを使ったリダイレクトは一説によれば悪質なSEO対策としてスパム扱いされる場合もあるとの事。
今回は「検索順位を下げずに移行する」という点を考慮して「.htaccessを使う方法」を採用してみる事にした。
ショップサーブで.htaccessでリダイレクトさせる
作業手順は以下の通り。
ページAをBに移行させる まずはAをBに移行させる
この際、コンテンツをいじる必要があったとしても
とりあえず順位が安定するまでは全く同じ内容で移行しておくのが無難だろう。
FTPで.htaccessをダウンロード
現在の.htaccessファイルをショップサーブ側からダウンロードする
.htaccessに追記
下記コードをテキストエディタで追記。
※.htaccessを編集するエディタは注意が必要だ
RewriteEngine On RewriteRule^対象ページのURL$ 移転後のURL [R=301,L]
さて、これで通常の作業は終了だが
ページをリロードして、確認してみると・・・・
なぜかリダイレクトされない。
ショップサーブのサポートに真相を確認
再び電話でサポートに確認してみると、
カテゴリーページ(ドメイン/SHOP/)内は htaccessがきかない設定になっているとの事。
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
・・・
というわけで、
「カテゴリーページを.htaccessでリダイレクトさせる事は出来ない」のだ。
もう一度強調しておく。
ショップサーブで
「カテゴリーページを.htaccessでリダイレクトさせる事は出来ない」のだ。
HTMLのmeta refreshを使用してリダイレクトさせる
結局選択の余地がないので下記コードを「カテゴリ専用ヘッダ」に入力する
<meta http-equiv="refresh" content="秒; url=リダイレクト先URL">
秒の所を0にする事でyahooは301リダイレクトとして判断してくれる。
ただし、前述のようにGoogleはmeta refreshでのリダイレクトを公には推奨していない。
大量のページでこれを使用するとスパム扱いの可能性もあるので用注意だ。
ショップサーブでリダイレクトする際のまとめ
- カテゴリーページ以外なら.htaccessが使える
- 商品ページであれば独自ページURL(標準機能)を商品追加時に指定
- .htaccessを使う際には更新時に注意が必要